新年おめでとうございます。
旧年中は、地域の皆さまならびに関係機関の皆さまから多大なるご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

精神科医療を取り巻く環境は、入院医療から在宅・地域生活を支える医療へと大きく変化しています。当院では、本年も患者さまの人権と尊厳を大切にしながら、統合失調症、うつ病、認知症、児童思春期疾患、依存症を重点領域とした専門性の高い医療を提供し、地域に根ざした医療の実践を続けてまいります。

昨年は、新デイケア棟および体育館の本格稼働により、社会復帰や在宅復帰を見据えたリハビリテーションやプログラムが一層充実しました。これからも急性期の入院治療と社会復帰施設、訪問看護ステーション及びグループホーム等の在宅支援を連動させることで、退院後の生活まで見据えた切れ目のない支援体制の構築を進めています。

2026年は、これまでの取り組みを確実に定着させ、医療の質と支援の充実をさらに高めていく年と位置づけています。今後も地域の皆さまと連携しながら、精神科地域包括ケアシステムの充実に努めてまいります。

本年も職員一同、より良い精神科医療とサービスの提供に全力で取り組んでまいります。引き続き、変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

社会医療法人聖ルチア会
理事長　大治 太郎