当院では、従来の薬で治療効果がない患者様や、ご自宅などで自分で薬を飲み続けられない患者様のため、
最新の治療薬を提供できる体制を整えています。
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クロザピン
(治療抵抗性統合失調症治療薬)抗精神薬が効かない
統合失調症の新しい治療薬統合失調症の治療には通常、「抗精神薬」という薬を使いますが、2~3割の割合で、抗精神薬が効かない方がいます。クロザピンは、そのような治療抵抗性統合失調症の方のための薬です。特に幻覚、妄想などの症状に効果があります。
従来の抗精神病薬の副作用である手の震えや体の硬直などが少なく、感情表現の鈍化や思考の貧困、意欲の欠如に対しても高い効果が認められています。その一方で、白血球減少や心筋炎、高血糖などの副作用があるため、要件を満たした医療機関のみで処方が認められています。当院は、その要件を満たし、研修を受講したスタッフの適切な管理のもと、安心して服薬できる体制を整えております。 -
LAI(持続性抗精神病注射薬剤)
注射薬への切り替えで、
飲み忘れによる悪化を防ぐLAIは統合失調症と双極性障害で処方される注射剤のことです。注射した後、体の中に薬がとどまり長く効果を発揮します。
お薬によって異なりますが、2週間または4週間ごとに受診して注射をすることで、毎日お薬をきちんと飲み続けるのと同じ治療効果が期待できます。そのため飲み忘れの心配がなくなり、再発や症状悪化の不安も軽減されます。
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