うつ病
うつ病症状チェックリスト
自分で感じる症状
- 憂鬱
- 気分が重い
- 気分が沈む
- 不安がある
- イライラする
- 元気がない
- 集中力がない
- 悲しい
- 好きなこともやりたくない
- 死にたくなる
- 眠れない
- 物事を悪い方向に考える
- 悪いことをしたように感じて自分を責める
- 細かいことが気になる
体に出る症状
- 食欲がない
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 頭痛
- 肩こり
- 動悸、胃の不快感
- 便秘がち
- めまい
- 口が渇く
厚生労働省 こころの耳
うつ病はどんな病気?
うつ病は気分障害の一つです。検査数値などではなく「症状」をベースに診断される病気です。
チェックリストにある「自分で感じる症状」と「体に出る症状」が多く現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合などは、うつ病の可能性があります。症状に数多く当てはまる場合は、うつ病と診断されます。
気分障害には、うつ病の他に、うつ病との鑑別が必要な双極性障害(躁うつ病)などがあります。うつ病の場合は、うつ状態だけ見られますが、双極性障害はうつ状態と躁状態(病的なまでに気分が高揚して、開放的になったり怒りっぽくなる)を繰り返す病気です。うつ病と双極性障害とでは治療法が大きく異なりますので専門家による適切な判断が必要です。
うつ病症状チェックリスト
自分で感じる症状
- 憂鬱
- 気分が重い
- 気分が沈む
- 不安がある
- イライラする
- 元気がない
- 集中力がない
- 悲しい
- 好きなこともやりたくない
- 死にたくなる
- 眠れない
- 物事を悪い方向に考える
- 悪いことをしたように感じて自分を責める
- 細かいことが気になる
体に出る症状
- 食欲がない
- 体がだるい
- 疲れやすい
- 頭痛
- 肩こり
- 動悸、胃の不快感
- 便秘がち
- めまい
- 口が渇く
厚生労働省 こころの耳
当院のうつ病治療
まず精神的ストレスや身体的ストレスから離れた環境で過ごして、心身の休養がしっかりとれるすることが大事です。場合によっては、入院することで大きく症状が軽減することもあります。
当院では、うつ病を“心の病気”ではなく、“脳の機能失調”ととらえています。うつ病の治療には、抗うつ薬による治療(薬物療法)と、医師との対話を通して進める治療(精神療法)があります。ほかに認知行動療法やrTMS療法(反復経頭蓋磁気刺激療法)、マインドフルネス、心理教育などを行っています。これらの治療法を組み合わせて行い、脳の機能改善やストレスに対応できる思考方法を学ぶことで治療効果が高まることが期待できます。
うつ病の最新治療
脳の機能を調整する
rTMS療法
(反復経頭蓋磁気刺激療法)
rTMS療法(反復経頭蓋磁気刺激療法)は2019年6月より保険診療が認められた新しいうつ病の治療法です。お薬で効果が現れない方へ新たな選択肢が増えました。
rTMS療法(反復経頭蓋磁気刺激療法) 脳の機能を調整する
マインドフルネス療法
マインドフルネス療法では、様々な「瞑想」を行います。
うつ病の患者様は、心配や不安なことに対して脳がエネルギーを使いすぎています。
マインドフルネス療法は脳の働きを休めることができます。
自分の考え方を知り、考え方を変える
認知行動療法
当院オリジナルのテキストを使って、自分の考え方のクセを知ります。
考え方のクセによって苦しさや生きづらさを感じている場合には、考え方を少し変える練習をして心のストレスを軽くしていきます。
自宅での生活や仕事に復帰した後に再発を防止する目的もあります。
退院後の暮らしもサポート
精神科デイケア
当法人には、精神科デイケア(ディナイトケア、ショートケア)があり、退院後もご自宅や施設から通ってサポートを受けられます。
日常生活をスムーズにしたり、仕事や学校に復帰するためのリハビリテーションを提供しています。
精神科デイケアでは、リワーク(復職支援)にも力を入れています。
「日本うつ病リワーク協会」の研修を受けたスタッフが、お仕事への復帰のために支援します。
患者様に合った職場(就労継続支援事業所など)を見つけて、しっかりと定着支援をするので、1年以内の離職率はとても低いです。
もとの職場に戻る場合には、人事担当者の方などと話し合い、スムーズな復職に向けて支援します。
訪問看護
看護師や作業療法士(リハビリの専門職)が、退院後の患者様のご自宅に定期的に訪問し、病状の観察やご自宅での生活がスムーズになるための支援を行います。
専門職が定期的に訪問することで、病状の悪化や再発を早期発見することができ、適切な対処ができます。
ご家族へのサポート
家族セミナー
ご家族向けに、うつ病についてや、患者様ご本人との接し方を学ぶセミナーを開催しています(年1~2回・疾患別)。
詳しくはお問い合わせください。